プジョー目白ブログをいつもご覧頂き有難うございます。
ここ数ヶ月の世界的な出来事はおそらく後世に伝えられ、歴史に刻まれるのではないでしょうか。
プジョーの歴史は古く、今から200年以上前、1810年に鉄製品の製造会社として設立されたのが始まりです。その後、一族のアルマン・プジョーは自動車作りに興味を持ち、1889年に、蒸気エンジンを積んだ3輪車を製作。続いて翌年、ガソリンエンジンを搭載した4輪車が登場し、しかもこのモデルは4台が生産されました。これが世界最古の量産自動車メーカーと言われる所以でもあります。
プジョーと言えば、自転車にもクルマにも当初から装着されているライオンのマークですが、そのライオンのエンブレムにも150年以上の歴史があるんです。
当初から、プジョーの鉄は強靱で高い評価を受けており、会社はその証として1850年からライオンの紋章を製品に付けるようになりました。
どうしてライオンだったのかというと、当時の主力製品であったノコギリの刃とライオンが連想づけられたからのようです。また、最高の品質を表す象徴としても、百獣の王であるライオンがふさわしいと判断された様です。
、、当時のノコギリの広告では
「ノコギリの刃の堅牢さは、ライオンの歯のごとく」
「ノコギリの刃のしなやかさは、ライオンの強靭な肉体のごとく」
「ノコギリの刃の切れ味の良さは、獲物に飛びかかるライオンのごとく」
と謳っています。プジョーのライオンマークは、そもそもノコギリの品質の高さをイメージしたものだったのですね^^
自動車に本格的に参入した時代のフランスは丁度「ベル・エポック(良き時代の意)」と呼ばれる、華やかで自由な時代でした。ピカソやルノアール、モディリアーニにユトリロといった有名な画家も生まれ、車に芸術性を持たせるのに十分な土壌が備わっていたとも考えられます。
プジョーのみならず、多くの自動車メーカーが世界大戦を乗り越えて現在も存続しております。デザインを重んじ、芸術性も兼ね備えたプジョー。この良さを皆様に伝えられる様、これからもスタッフ一同頑張って参ります。